お米の消費拡大と地域の活性化を目指して!

 日本の農業は、古くから米作を基幹として営まれてきたと言っても過言ではありません。 もちろん水田の無いところでは、畑作を基幹としてきました。稲作は大別すると、水稲と陸稲に区分することができますが、とりわけ水田を利用する水稲作は、単なるお米を生産するというだけではなく、豪雨などの際に水を貯める役目、貯水能力があることから、日本の国土を保全している訳です。

  ところが、お米の消費が減少し、米価が下落・低迷していることから、米の生産調整が実施されるようになり、水稲を作付けしない田んぼが増加して、風光明媚な棚田は消え、或いは、治水機能を有しない土地が拡大してきています。こうしたことから、梅雨や台風時の豪雨は下流の川を氾濫させ、多くの人々に危害を加えていることが、頻繁にテレビや新聞のニュースで報道されています。

 私たちの日本から、水田を無くしてはいけないのです。でもそれを農業を営むものだけに任せることには、とても無理があります。このような農業の衰退は、お米を生産する側と消費する側が一体的に取り組まなければならない課題であると考えています。

 ではそのためには、何をすればいいのか、ということになりますが、一番効果的なことは、米の消費を拡大することだと考えます。
 日本では、お米は粒(ご飯)で食する文化が根付いています。私たちの食卓は日本型食生活と言われ、ご飯とお味噌汁で構成されてきたのですが、日本の食文化が多様化・洋風化し、小麦粉を利用した食材であるパン・菓子・麺等々数え切れない食材が数多く市場に出回るようになり、それらを多量に消費するようになっています。  その小麦ですが、日本で生産される量は極わずかで、国内消費される大半は輸入小麦です。しかも近年、小麦アレルギーが問題視され、食品衛生法により、小麦を使用した食材は全て「小麦使用」の表示が必要となりました。また、平成22年には米のトレーサビリティー法が施行され、原材料の産地情報を伝達し、問題発生時に流通ルートの特定ができる仕組みづくりが出来ました。つまり安全性の確保が問われるようになった訳です。

 ここに、お米の消費を拡大する視点がみえてきたのです。
 お米を粉に加工することにより、ご飯以外の色々な食材に利用することができます。米粉は、小麦を利用した食材の殆どに利用できます。それどころかお米の持つ機能を活かせば健康な食生活を取り戻すことができるのです。このような想いから私は、自ら生産したお米を自社で製粉し、お米を主原料とした麺を製造し販売することにし、今日に至っております。

 私と同じような想いを持って、地域農業の活性化のためにお米の麺を作ってみようとお考えの方がおられるならば、一緒に一歩を踏み出していきましょう。


株式会社おこめん工房
代表取締役 井掛 勲

↑ PAGE TOP